FXはチャートと睨めっこすることになるので、画面の向こうに人がいる事を忘れてしまいがちです。
忘れてしまいがちって言うから最初から知らない人の方が多そうw
FXは利益と損益の総和が0になる、“ゼロサムゲーム”と呼ばれています。
なので、常に画面の向こうにいる人の気持ちを考え、自分とは逆を狙っている人たちがいる事を想像することが大切。
売りを仕掛けるならどこに損切を置く?
大衆心理が分かれば相場の流れを読めて利益を勝ち取ることができるようになります。
レンジ環境でのFX大衆心理
レンジの上下限はレジスタンスライン、サポートラインがあるので、人の気持ちを掴みやすいです。
レンジ下限に来たら基本買い勢が増えるし、上限に来たら売り勢が増えます。
半値で利確する人、継続する人、逆方向を仕掛ける人。
レンジの半値は下位足に基本抵抗があるので、下位の時間軸で戦っている人たちの勝負が起こります。
上位足に合流して大きく陽線が立つFX大衆心理
次は上位足と下位足の気持ちが組み込まれたマルチタイムフレーム分析でのFX大衆心理なのでちょっと複雑です。
日足で抵抗(目標)に到達したのでゴール。
すると、レンジの時と同じように日足以下でチャートを分析している人たちは、売りを仕掛けてきます。
しかし上位足(週足)の流れは上に向かっており下位足(日足)の抵抗など抜けて行く気満々。
なので、日足以下でショートを狙っていた人たちの損切りや強制ロスカットを巻き込みながら大きく伸びます。
逆を言えば、損切や強制ロスカットを巻き込まないと大きく伸びません。
なぜなら、売り玉が一気に買い玉に代わる力が加わらないとそこまで大きな波にはならないからです。
ブレイクアウトでトレンドが始まって止まるまでのFX大衆心理
次に大きく波が伸びたあと、止まるまでのFX大衆心理を追ってみたいと思います。
波が伸びる原理は先ほどと同じです。
- 含み損を抱えた売り勢が追加で売りを仕掛けて一旦波を戻し、建値で決済
- 売り勢と買い勢の意見が一致するので波が伸び始める
- 建値決済できなかった人たちの玉がロスカットにあい、買い玉に替わるので大きく伸びる
- ロスカットをしなかった人達が強制ロスカットにあい、流れに乗った新規の買いも入るので追随の波がでる
- 買いに替わる売り玉もなくなり、目標に到達したことで買い勢は利確し波の勢いは失速
- 抵抗から新規で売りを仕掛ける人たちが現れ、買いと売りのバランスが拮抗し始め波が止まる
と言った具合です。
利確と損切で市場からポジションを持つ人がいなくなる玉がなくなるので波が止まります。